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2008年10月17日 (金)

『ルルドの奇跡』1

ジャンクロワジーヌと、

母親のピグは、とても貧しいけれど、

温かな家族でした。

長い間、子供が授かりませんでした。

 

  

クロワジーヌは愛するジャン母さんに申し訳なく、

心苦しく思っていました。

 

  

あるとき、

男の子ピオが授かりました。

やっと生まれてきたピオは、

体が弱く、少しの障害がありましたが、

家族は、

神に感謝し、宝物を大切にかわいがり、

とても幸せでした。

 

 

 

初めて、ピオが引きつけを起こしました。

クロワジーヌは動転して、

頼りにしている、スビルー家に駆け込みます。

貧しさのなか、

何人も子供を育て上げたルイーズは、

毅然とした態度で、ピオを救ってくれました。

 

 

ルイーズにお礼をしたくても、

貧しい家族は、何も持っていませんでした。

考えた家族は、

仕事になくてはならい、

一頭だけのロバを売って、

出来る限りのご馳走を用意しました。

 

 

クロワジーヌは、

「ロバがいなくて大変だ。」

と、笑うジャンの仕事を手伝い、

一緒に働く時間が増えたことも幸せでした。

 

 

ピオが何度目かの引きつけを起こすと、

ドズー医師は、

「朝までは持たないだろう。」

と、家族に告げました。

 

  

泣くこともしない、

死に向かうピオの傍らで、

家族は、どうすることもできないでいました。

泣き崩れるクロワジーヌの頭に、

ブーリエットに起こった奇跡が思い浮かびました。

 

 

クロワジーヌは泣くことをやめ、

ジャンとピグの制止を払いのけ、

死にかけたピオをエプロンに包んで走り出しました。

ベルナデットが、確かに誰かと会話をしていた、

あのに。

 

 

  

  

   

家でオロオロするばかりのピグは、

泣き叫ぶピオを抱いた、

ずぶ濡れのジャンとクロワジーヌが家に帰ると、

家族を抱きしめ、

家族は泣きました。

 

 

 

ブオオール家の物語です。

 

 

『ルルドの奇跡』は、

ベルナデットの物語ですが、

ルルドの町の住人にも、

一つ一つ、物語があります。

どの作品もそうだけどね。

 

 

こんないろいろな、

小さなストーリーが、

絡み合って、物語が出来ている。

 

 

誰も頼んじゃいないのに、

みんなこんなことやってる。

 

 

誰も気付かねーだろ。

ってのに、

みんなこんなことやってる。

多分。

 

 

マダム・ミレーん家は、

マダム・ミレーん家。

 

スビルー家は、

スビルー家。

 

ブーリエットは、

ブーリエットん家。

 

 

 

ではなく、

よく見ると、

いろんなところで、

こだわって、交わって作ってるのを、

すんごい感じたから、

 

 

私は、

今回の『ルルド』大好きだ。

 

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コメント

今日は朝からボロ泣きです(T-T)
舞台では分からない背景と言うか物語が有ってあの芝居になってた訳だ
だから涙が溢れ感動したんだ
凛ちゃん凄い演技力だ(失礼)
私は赤ちゃんを泉に浸けるあのシーンが一番泣けたし感動した
それが何故か今朝分かった気がした
本当にお疲れ様でした

投稿: マレ | 2008年10月18日 (土) 11時29分

>マレさん

そうですね。
お客様に全部が伝わっているかどうかは別にして、
こうやって舞台で見えていないモノも大切にしたいと思っています。
いや、一番大切だと思っています。

それが何か、マレさんみたいに伝わったとしたなら、それは嬉しいことですね(*^_^*)

ありがとうございますm(_ _)m

投稿: りん>マレさん | 2008年10月20日 (月) 22時31分

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